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■ INTERVIEW : 011 | |||||
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今回はアニメ『プラネテス』の撮影を担当している「アニメフィルム」にお伺いして、現在のアニメの撮影の様子など、撮影監督の大矢創太氏にお話を聞いてきました。
【質問1】 以前は高さ4メートルぐらいの大きな専用台を使って二人一組で、背景さんが描かれたBGと仕上げさんが塗られたセル画を台の上で重ねあわせ、ライトをあてて、フィルムに撮影していました。特殊なフィルターをレンズの前において画面の質感を変えたり、台の下からライトをあてて、部分的に光って見える様な処理(透過光)をしたりしていました。デジタルになってからは、全ての素材がデジタルデータになったので、パソコンソフト上で疑似的な撮影台を作って、そこで撮影しています。
【質問2】 普段使用しているソフトは、コアレタスとアフターエフェクツです。
【質問3】 ハチマキ達が宇宙に出ると着ている宇宙服の反射板(白く四角い所)が光ります。宇宙服の中から、反射板の部分だけを抽出して処理を加えます。仕上げさんにも協力してもらって、反射板の部分を抽出しやすくしてもらってはいますが、カット数が多いので大変です。できればハチマキ達には宇宙に出ないでいて欲しいです。無理に決まっていますが…。
【質問4】 やりがいは、時々ですが、特殊効果を加えた事によってそのカットの完成度が上がった事を感じられる時です。 ありがとうございました。 なかなかにシビアなご意見でしたね。普段のご苦労が伝わってきますね。 撮影というのはアニメの制作工程でもラストに近いので、スケジュール的なシワ寄せが一番行く所なのです。本当にありがとうございます。 昼班と夜班に分かれ24時間体制で稼動しているアニメフィルム。アニメ『プラネテス』は、その撮影技術に支えられているのです。 |
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