テクノーラ社-社内報
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■ INTERVIEW : 007  

千羽由利子
キャラクターデザイン

インタビュー 03/12/10

★#13で折り返し地点に来ましたが、ここまでやってきてみて率直な感想は?(インタビュー時、#13の作業をされていました)

 もう13話!でもまだ13話!?って感じ。密度高いんですよね、仕事の。楽しい事って大変です。これ、終わったら寂しいだろうなあー、なんて、まだなかばだと言うのに考えたりします。シナリオはもう最終回に入ってますから

★アニメでは原作には無いキャラクター達が出てきますが、特に思い入れのあるキャラクターはありますか?それは誰でしょうか?またそれはなぜでしょうか?

 えっと、それはオリジナルキャラの中で、ということでしょうか。
 うーん、良く聞かれるんですが、この手の質問ってほんっとうに難しいんですよ。
 そうですねえ・・・・。こんな時なんと答えるのがいいんでしょう。
 全員です。と答えると面白くないらしいので・・・。
 クレア・・・も好きなんですが、リュシーやチェンシンも好きだし、ラビイや課長や、エーデル、タナベの友達、ハチマキの同僚達、ドルフ、ギガルト先生、コリンも、忍者さんたちも・・・・。
 すみません、勘弁して下さい。

★千羽さんから見た、谷口監督、大河内さんはどういう人ですか?(ぶっちゃけ気味でお願いできれば)

 あ、あの、なんで私だけこういう質問内容なんでしょうか?なんか今までに比べてやたらくだけてませんか?
  えーっと、すっごく格好良くって、才能のある・・・詐欺師です。もちろん褒め言葉です。監督や脚本家は詐欺師でなければ。谷口悟朗監督、大河内一楼脚本の、この作品に携わる事が出来たのを、ほんとうに幸せに思っています。
 ほんとですよ、監督、大河内さん。これからもお二人の手のひらの上で踊らせてください。本来の1.5倍の体力を使って踊らせて頂きます。

★今までの他作品のキャラクターデザインとはまた違った印象ですが、「プラネテス」をやるにあたって、こんなんやっちゃおうかな、みたいのはありましたか?

 毎度の事ですが、「こんなんやっちゃおう」、なんて余裕は有りません!!! どうしよう、どうしようとプレッシャーに耐えつつ必死で描いてるんですから。
 でも、うーん、そうですねえ。やっちゃおう、なんて事は思えませんが、リアルな部分、マンガな部分、肩に力の入る部分、抜ける部分、と言うのを上手く取り入れて、登場人物の一人一人をできるだけ生き生きと描いて、とにかく楽しく、思い入れて見て頂けるようにできたら、と考えてます。
  アニメーションを好きな人もそうでない人も、「あ、先週たまたま観てちょっと面白かったマンガのドラマの時間だ」と。今週も観ようかなあ、と。そして観終わった時に「ああ、面白かった」と思って下さったらいいなあ、と。そんな風に考えてキャラを描いて、作画作業をさせて頂いています。

★ありがとうございました。

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