テクノーラ社-社内報
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■ INTERVIEW : 006  

河口佳高
サンライズプロデューサー

インタビュー第2回 03/09/25

★制作現場の雰囲気はどんな感じですか?各スタッフはどんな人達ですか?

 谷口監督以下、各パートが良く連携しています。
演出パートは、今まで谷口作品で監督と組んでいた人とそうでない人が半々かな…。谷口監督とコミュニケーションとりながら、各パートへの指示出しを忙しくこなしてます。
スタジオのなかにはシナリオの大河内さんもいて、スタッフの意見を吸い上げる役割もしてくれています。
作画パートでは作画監督の千羽さんがひとつのポイントです。今回、キャラデザインもお願いしましたが、それは若干男っぽい「プラネテス」の人物たちをいちど、千羽さんの手を通すことで、彼らに"さりげない色気"を加えられるのではないかと考えたのです。そして、その千羽さんの手ワザに答える形で、各話の作画監督はじめ作画スタッフが現在、奮闘中です。
背景パートは今回、CGパートと連携して3Dの地球、月、ステーションの開発に苦労してもらいました。とくに、この3D地球のためには畳数枚分の背景が用意され(これでもまだ一部)、レンダリングがとーっても重い高解像度の地球ができました。「プラネテス」の密かな見どころはこの地球をはじめとする背景、CGパートかも…。
その他、彩色パート、撮影パート、編集パート、音響パート、音楽パートに谷口組といっていいようなスタッフが腕を振るっています。

★ アフレコ現場の雰囲気はどうですか?音響監督の浦上さんや役者さんについて

 浦上さんはこの業界の大御所で、今までにも「リヴァイアス」、「スクライド」で谷口作品を手がけてきた人です。谷口監督からの音響監督は浦上さんにぜひというオファーを受けて参加していただいています。
 役者さんでは、特にハチマキ役の田中一成さんが印象深いです。私の前番組の「キングゲイナー」や「ターンエーガンダム」ではサブレギュラーで出ていただいていたのですが、今回は主役。TVシリーズでは初めての主役なんだそうです。1話のアフレコ時によくよくお顔を見ると、なんとなくハチマキに似てるんですね。特に目のあたり…。ハチマキは田中さんにお願いして良かったんだと改めて納得しました。

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