テクノーラ社-社内報
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■ INTERVIEW : 001  


谷口悟朗
「プラネテス」監督

インタビュー第1回 03/07/10

★初めて監督にアニメ『プラネテス』の話が来たときのことについてお聞かせください。
 
 去年の夏ごろでしょうか、サンライズの内田さんから、現在企画している作品について意見を聞きたいと言われたんですね。で、見せてもらったのがプラネテスだったわけです。モーニングに載っていたので内容は私も知っていました。話はとても好きなのですが、なかなか続きが出ず、忘れた頃に掲載されるマンガだなぁ、と思っていたんですよ(笑)
 内田さんの話は、この作品を、テレビの2クール(26本)でやりたいと、どういうスタッフなら可能か意見を言って欲しいということでした。
 その時の私の意見ですか?いや、まぁ無理だろうと(笑)。原作の巻数が少なすぎるのと、もともと読みきりで始まったシリーズらしいのでTVにするとなるとかなりいじる事になる、この世界観はTVアニメの現場に対してハードルが高すぎる、などと言った記憶があります。ただ、それでも少数の人が見るビデオなどではなく、TVでやりたいと言うので、他の人がやるぐらいならいっそ私が、と立候補しました。関わっている各会社の方々も腹を据えているみたいですし、フリーの身である私としては、こういう作品を撮らせてもらえる機会というのは、なかなかないんですよ。加えて、私自身しばらく原作物から離れていたので、いい挑戦になるかと思ったわけです。実際に作業を始めると、予想通りというか、かなり挑戦し甲斐のある原作なので毎日戦っています。
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