テクノーラ社-社内報
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■ PHASE-1 企画  


 

 

え〜と、じゃあ、アニメを作るにはまず何をすればいいんですか?」
ムホッ!ムホッ!ムッホ!(金!世の中まず金だよ!集めてこなきゃ!)」
「そうね。だけどその前に、どんな作品を作り、どんな人に見てもらいたいのか。…企画をたてるのよ。それからお金を出してくれる所を探すの。中には逆のパターンもあるけど、今回はそういう方向で話をするわ」
「そうですねっ。(クレアさん、ノーラくんの言葉(?)わかるんだ〜(感心))それが決まらないと、どうしようもないですね!」
─────三時間後─────
「結構出ましたね。私は、シスターが愛を広めながら、世界各地の美味しいものを食べ歩く、『美味シスター』がいいと思うんですけど」
「ムッ、ムホッムムホッ!(オレは、雪男が世界の平和のために、北極圏の軍事施設を破壊しまくる『雪男の北極圏』がいい!)」
「………ダメね。こんなこともあろうかと、企画書は用意してあるわ。今回はこれで行きます」
「ええっ!?そうなんですか?!」
「…!!(クレアさん、有無を言わさずデスか)」
「え…と、…『プラネテス』?」
「そう。デブリ回収を仕事とするサラリーマン宇宙飛行士を主人公とした、泣きあり、笑いあり、愛ありの物語よ」
「なんか身に覚えのある設定ですね」
「スポンサーはテクノーラ社、制作会社はここ、作品を表に出す場所はテレビシリーズでと、ここまではもう決まってるわ」
「ムホッ、ムホホッ、ホッ!(そおゆうのが決まるのって、結構、時間がかかるハズだけど、もう決まってるなんて早いね!)」
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